利尻岳を海抜0mから北麓野営場テン泊で

2018.07.29~30
利尻岳を北麓野営場にベースキャンプを張り、一泊二日で海抜0mから登りました。
今年、一頭のヒグマが島に渡りチョットしたニュースになりましたよねっ!
キャンプは大丈夫かなー?とか、多少心配もいたしました。

島に入ると真っ青な空、そして美しい利尻岳の姿が脳裏に焼付きました。
ところが、夕方から島独特の海風に悩まされました。
翌日は天気が最悪、最低の山行になりました。

1日目

<1日目>
稚内のハートランドフェリーターミナルからの始まりです。

乗車券売場

<乗車券売場>
稚内→利尻島(鴛泊)
10:50→12:40
に乗船します。

自分は貧乏なので、2等(2,140円x2)の、往復券を購入しました。
今思うと乗船時間は2時間、しかも飲んで寝るだけなので1等の豪華?席より、横になることができてむしろ良かったかなーみたいな。
多少の負け惜しみもありますがー (^^;

ターミナルは一階がロビー、二階が待合室になります。

待合室

<待合室>
涼しい待合室で時間を待ちます。

乗船

<乗船>
前を歩く人達。
いよいよ乗船です。

二等船室

<二等船室>
一番前の船室に陣取りました。
船内にはアルコールも用意されていて、早速一息つきます。

プシュ あー幸せ~!

(-.-)Zzz・・・

鴛泊港

<鴛泊港>
ウトウトしていると船内放送が入り、いつの間にか港に入っていました。

船内ロビー

<船内ロビー>
自撮りでした。
お腹が目立ちます。 (^^;

タラップ

<タラップ>
着港です。

鴛泊フェリーターミナル

<鴛泊フェリーターミナル>
いよいよ始まります。
0mからの挑戦です。

ペシ岬

<ペシ岬>
港から見たペシ岬です。
けっこう高そうです。
登る余裕は無いのでスルーします。

フェリーターミナルと利尻岳

<フェリーターミナルと利尻岳>
港から歩き始めました。
振り返っての一枚。

ペシ岬をもう一枚

<ペシ岬をもう一枚>
北西に向かって歩きます。

フェリー

<フェリー>
出航したフェリー。

買い出し

<買い出し>
まずはセコマさんで買い出しです。
とても暑くて、アイスをかじり出発です。

利尻岳

<利尻岳>
青空を突き刺す利尻岳。
どことなく、槍にも似た立派な姿です!

残念なことに、こちら最後に見た利尻岳となりました。 (^^A

利尻富士温泉

<利尻富士温泉>

公園

<公園>
道を挟んだ反対側に有りました。

あと2Km

<あと2Km>
利尻北麓野営場まであと2Km。

重たい荷物、長い登り坂、真上からの太陽!
そしてアスファルトからの照り返し!
正直バテバテでした。
船内の飲み物も多少影響しているのかも知れませんがー (^^A

GPXの所要時間をつっこまないでください。

到着

<到着>
やっとの思いで利尻北麓野営場に到着しました。

正面が管理棟で、テント場はその奥になります。
管理人様とマンツーマンで登山届けを書くことになります。

大袈裟ですが、取調室の検察官と容疑者みたいな・・・ (^^

フリーサイト代500円を支払い入場です。

水場

<水場>
広くて綺麗です。
トイレは管理棟に有りとても綺麗です。

テント場

<テント場>
比較的平で、管理が行届いてます。
お客様が少ないのも有って、ゆったりと使えました。

夕方になると風が吹き始めました。
明日の天候が危ぶまれます。

吹き付ける強風に木々がゴーゴーとうなり、我が家もガタガタ、ガタガタ・・・
一晩中大風に悩まされました。

2日目

<2日目>
入山です。
サイト脇に登山口があります。

案内板

<案内板>

甘露泉水

<甘露泉水>
日本名水百選 甘露泉です。

湧出口

<湧出口>
清らかな水が湧き出しています。

三合目

<三合目>
標高270mです。

案内板

<案内板>
右へ進みます。

乙女橋

<乙女橋>

四合目

<四合目>
景色が無いのでいつものように道しるべだけの写真で失礼します。

五合目

<五合目>
標高610mです。

礼文島

<礼文島>
振り返ると、雲に隠れて見づらいのですが、礼文島を確認出来ました。

上から見たポン岬

<上から見たポン岬>

六合目

<六合目>
第一見晴台、標高760mです。
あたりはハイマツだらけになりました。
ガスが湧いてきて、強風にあおられるようになりました。

ノコギリソウ

<ノコギリソウ>

簡易トイレ専用ブース

<簡易トイレ専用ブース>
6.5合目に有りました。

七合目

<七合目>
胸突き八丁です。

第二見晴台

<第二見晴台>
何も見えません。
更に風が強くなってきました。

八合目

<八合目>

利尻岳山小屋

<利尻岳山小屋>
八合目から少し下ったところに有ります。

ハイマツの急坂

<ハイマツの急坂>
小屋のあたりから登りがきつくなります。

九合目

<九合目>

イブキトラノオ

<イブキトラノオ>

ハクサンフウロ

<ハクサンフウロ>

道しるべ

<道しるべ>
あと少しです。

利尻岳山頂 1,721m

<利尻岳山頂 1,721m>
到着です。
360°の展望!と行きたいところでしたが、ホワイトアウト。
誠に残念です!

なんだか、博物館に展示された甲冑のようにも見えてきます?
それにしても、この大風によくも吹き飛ばされずに・・・

利尻岳と利尻山、本当はどっちなんだろう?

記念写真

<記念写真>
風が強くとても寒いので直ぐに下山とします。

またまたポン岬と鴛泊漁港

<またまたポン岬と鴛泊漁港>
途中山小屋でおにぎりを頬張り、六合目まで下りて来ました。
山頂の悪天候が悪夢のように思われます。 (--

利尻富士町の街並み

<利尻富士町の街並み>

礼文島

<礼文島>

パノラマ

<パノラマ>
見づらい写真で申し訳ありません。

野営場

<野営場>
無事戻ることが出来ました。
我が家を撤収し、管理人様に挨拶をした後、港に向けて歩きだします。
写真は管理棟の駐車場と、立ち並ぶコテージ群。

お世話になりました。

フェリーターミナルと利尻岳

<フェリーターミナルと利尻岳>
港に着きました。
この後もあの尖った山頂が顔を見せることは有りませんでした。
下はこんなに天気が良いのに!

きっぷうりば

<きっぷうりば>
稚内に比べると多少こじんまりしていました。
稚内行17:35を予定してましたが、難なく14:35に間に合いました。

ここからはおまけ

<ここからはおまけ>
ノシャップ岬と利尻岳。

利尻岳

<利尻岳>
引き寄せての一枚。

ハマナス

<ハマナス>


コースタイムと登山ルートなど

【1日目】
鴛泊港出発       12:45
セコマ         13:25
利尻富士温泉      14:35
利尻岳北麓野営場着   15:55

【2日目】
登山口         04:00
甘露泉         04:15
乙女橋         04:20
五合目         05:25
第一見晴台       05:55
第二見晴台       07:00
利尻岳山小屋      07:40
九合目         08:10
利尻岳山頂       09:10
第一見晴台       11:00
甘露水         11:50
登山口         12:00

利尻岳北麓野営場発   12:55
鴛泊港到着       13:55

断面図

ダウンロード


3Dコース

利尻岳を鴛泊港から一泊二日で
 ※マウスホイールで縮小、右で移動

3D画像 3D画像

出典:地理院地図(電子国土Web)
https://maps.gsi.go.jp/



今回の情報

◆場所:利尻岳を海抜0mから北麓野営場テン泊で
◆距離
 水平距離:21.76km
 沿面距離:24.20km
◆高度
 最高高度:1714m
 最低高度:0m
◆獲得標高
 上り:1763m
 下り:1769m
◆日時
 2018年7月29日~30日
 12:52:02 ~ 13:55:28
◆所要時間
 経過:25時間03分26秒
 移動:9時間46分23秒
◆平均速度
 全体:0.97km/h
 移動:2.37km/h


お気に入りの4コマ

ペシ岬 利尻岳 山頂 ハマナス

ペシ岬 利尻岳 山頂 ハマナス
 


感想

稚内に車を置いてフェリーで現地入りしました。
フェリー会社の有料駐車場に停めると二日で2,000円になります。
ここだけの話ですが、近くの道の駅からの出陣となりました。 (^^;

島に入り歩き出すと直射日光と照り返しで暑くて暑くて大変でした。
買い物した後、キャンプ場まで行く間、民家の影に座り込んだり、街路樹の影で休んだり、荷物が重たいのも有ったのですが「途中リタイヤ」が脳裏をかすめました。
そして、やっとの思いで野営場に到着しました。

野営場は全ての建物が新しく、テントサイトはほぼ平、混んでないこともあってとても快適でした。
「土日は混んだでしょう?」と伺うと、「そうでもなかった」と管理人様。
500円を支払い、我が家の設営を始めました。
夕方から大風が吹き大変でした。

朝早く起き入山いたしました。
五合目くらいからガスが出てきました。
吹き飛ばされそうな強風には恐れ入りました!
山頂では視界ゼロ、寒さもあって直ぐに下山となりました。

下に降りると、一変して真夏の暑さです!
山の怖さをしみじみ感じました。

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