聖岳を芝沢ゲートから聖平小屋にテン泊で

2017.08.19
聖岳を便ガ島登山口から聖平小屋テン泊で登りました。
駐車場では曇りでしたが、易老度手前から雨が降り出し、やがて本降りになりました。
暗いうちから降り出した冷たい雨に打ちのめされ心挫けました。
明るくなるころ遠くの方では雷鳴が響き始め嫌な予感がしてきました。
予感は敵中!だんだん近くにやってきて、やがて頭の上で鳴り出す始末。
生きた心地がしませんでした!
嫌な事は重なるもので、下山時には蜂に刺され、散々な目に合う最悪の山行になりました。(T T)

便ガ島登山口

<便ガ島登山口>
駐車場から易老度そして登山口までは、本降りになり写真を撮る余裕はなく、いきなり登山口から始まります。
看板の左に登山口が有ります。
西沢渡までは2.5Kmになります。

トンネル

<トンネル>
西沢渡の案内板とトンネル。

トンネル内

<トンネル内>

ザレ場

<ザレ場>
上からは落石が、下には谷底に渓流が、みたいな感じのところが沢山有ります。
注意してくだい!

滝の沢橋の案内板

<滝の沢橋の案内板>

その橋

<その橋>
腐ってそうでなので踏み抜かないよう注意しましょう。

滝の沢

<滝の沢>
左手に清楚な滝を楽しめます。

かつら沢橋

<かつら沢橋>
次は、かつら沢橋です。
こちらも腐り始めてますので要注意です。

かつら沢

<かつら沢>
水量が豊富です。

チチタケ

<チチタケ>
登山道で沢山見かけました。

西沢渡

<西沢渡>
上手い具合に、ゴンドラがこちら岸に有りました。
早速乗り込み漕ぎ始めます。
水量が有り、少し怖いかも知れません。

使われなくなった小屋

<使われなくなった小屋>
ここからは、急な登りの連続になります。

アカヤマドリ

<アカヤマドリ>
イグチ科のとても大きなキノコで食べられます。
本当に立派でした。

看板

<看板>

看板

<看板>

苔平

<苔平>
雨の中、やっとの思いで苔平まで来ました。

看板

<看板>

聖平小屋への案内

<聖平小屋への案内>
ここまで来るのは本当に大変でした。

聖平小屋までの下り

<聖平小屋までの下り>

小屋までの木道

<小屋までの木道>
下り切ると、左折し、真っ直ぐ伸びる木道を進みます。

聖平小屋

<聖平小屋>
程なく到着です。
とんでもなく時間がかかりましたが、ホット胸をなで下ろしました。

ウエルカムデザート

<ウエルカムデザート>
受付をすると、有難いサービスに出会いました。

フルーツポンチ

<フルーツポンチ>
ご馳走様でした。

テン場

<テン場>
早速我が家の設営に取り掛かりました。

ご褒美

<ご褒美>
美味しくなーれ。
今日は本当に大変でした!
テン場には備え付けの冷たーい沢が有ります。
あー幸せ!

翌朝

<翌朝>
夜明け前、3時半の小屋です。

前聖岳を望む

<前聖岳を望む>
手前のピークです。

富士山

<富士山>
遠くに確認できました。

聖岳

<聖岳>
いよいよアタックです。

朝焼けと富士山

<朝焼けと富士山>
幸せな瞬間でした。

雪解け水で

<雪解け水で>
途中道草を食べながら。
またまた、おいしくなーれ!(^^

振り返る

<振り返る>
先ほど通ったピークを見下ろしました。

ミヤマシオガマ

<ミヤマシオガマ>

ミネウスユキソウ

<ミネウスユキソウ>

タカネツメクサ

<タカネツメクサ>
花束のようです。

ミヤマアキノキリンソウ

<ミヤマアキノキリンソウ>

チシマギキョウ

<チシマギキョウ>

聖岳 3,013m

<聖岳 3,013m>
登頂です。
どことなく八ヶ岳( 赤岳 )の看板に似ています。

もう一枚

<もう一枚>

道しるべ

<道しるべ>
奥聖岳を目指します。

怪しくなった空模様

<怪しくなった空模様>
奥聖岳です。

お花畑

<お花畑>
途中には平らなお花畑が広がります。

お花畑の遊歩道

<お花畑の遊歩道>

最後の登り

<最後の登り>

奥聖岳 2,978.3m

<奥聖岳 2,978.3m>
誰もいない山頂はとても静かでした。

聖岳

<聖岳>
奥聖岳山頂から振り返る。

赤石岳

<赤石岳>
奥聖岳山頂から望む。
頂上は雲の中です。

奥聖からの戻り路

<奥聖からの戻り路>

聖岳頂上

<聖岳頂上>
戻ってきました。

富士山と雲海

<富士山と雲海>
おっぱい(失礼)富士山と、まあるい雲海。

タカネシオガマ

<タカネシオガマ>
上から写した一枚。
まるで車輪のようにも見えます。

お花畑

<お花畑>
だいぶ下りてきました。

トモエシオガマ

<トモエシオガマ>

トリカブト

<トリカブト>

きのこの山

<きのこの山>
おいしそう!
チョコレートなら食べてみたい感じです。
が、食べたら大変なことになりそうです!
つばが確認できないのですが、テングタケの幼菌かなー?

アキノキリンソウ

<アキノキリンソウ>

もう一枚

<もう一枚>

ミヤマコンギク

<ミヤマコンギク>
でしょうか?
リュウノウギクにも見えてきます。

ハクサンフウロ

<ハクサンフウロ>

シナノオトギリ

<シナノオトギリ>

イブキジャコウソウ

<イブキジャコウソウ>

マルバダケブキ

<マルバダケブキ>

無事おりてきました

<無事おりてきました>
小屋に到着です。
直ぐに我が家の撤収作業に入ります。

テン場の様子

<テン場の様子>
皆さん撤収されたようです。
受付札を返却し下山に取り掛かります。

西沢三角点

<西沢三角点>
昨日は必死で気が付きませんでした。

西沢渡のゴンドラ

<西沢渡のゴンドラ>
ゴンドラまで下りてきました。
上流側には流された木の橋が確認できました。
丸太橋ならば楽なのですが、手漕ぎゴンドラは大変疲れます。
でも、これが有ればどれだけ増水しても安心。
感謝です!

来た道を帰る

<来た道を帰る>
渓流を左手に、平らな登山道をトボトボ帰ります。
右上からの落石には注意してください。

暑いので半そでで下山、ゴンドラの手前で、右ひじの上を蜂に刺されました。(T T)
数十年ぶり?に味わう痛さで、アナフィラキシーショックとかが有ったら何も用意してないので・・・
突然の出来事に愕然としながらトボトボ、トボトボ。

その後何も起こらなかったので、またまた胸をなで下ろしました。
帰ったら抗体検査を受診するつもりです。(^^;

便ガ島に到着

<便ガ島に到着>
無事?戻って来ました。
広場には数台のチャリがデポしてありました。
これなら楽ですよね!

発電所

<発電所>
でしょうか。

光岳へのデポチャリ

<光岳へのデポチャリ>
こちらにもチャリが数台ありました。
後ろには、登山者用の橋が写ってます。

その、易老度の鉄橋

<その、易老度の鉄橋>
易老岳方面登山道入り口の看板
易老岳まであと約6時間
光岳(易老岳経由)まであと約8時間と書いてあります。

2014年9月26日
こちらを渡り、光岳をピークハントいたしました。(^^

車止め

<車止め>
朝は真っ暗でしたので帰りに写しました。

一般車両進入禁止 オートバイ、原動機付自転車も進入禁止です。
易老度駐車場に簡易トイレがあります。ここから5.5Km
便ヶ島森林公園施設に公衆トイレ衛星公衆電話があります。ここから7.5Km

と書いてあります。

駐車場

<駐車場>
天気が良かったので、沢山車が有りました。

車止めを振り返る

<車止めを振り返る>
出てくるのは地元の軽トラでした。


コースタイムと登山ルートなど

【一日目】

北又渡の駐車場    2:25
弁天岩        3:00
易老度        4:05
便ヶ島登山口     5:00
西沢渡        6:25
苔平         11:45
聖平小屋入口     14:25
聖平小屋       15:00

※一日目の時間は見なかったことにして下さい。
 体調が悪く、10歩登って立ち止まるの連続でした。(--
 
【二日目】

聖平小屋       3:15
聖平小屋入口     3:50
聖岳         5:55
前聖岳        6:00
奥聖岳        6:15~6:25
聖岳         6:50~7:00
聖平小屋       8:30~9:35
聖平小屋入口     10:15
西沢渡        13:15
便ヶ島登山口     13:50
易老度        14:30
北又渡の駐車場    15:35

断面図

ダウンロード


3Dコース

便ガ島登山口から聖平小屋テン泊で
 ※マウスホイールで縮小、右で移動

3D画像 3D画像

出典:地理院地図(電子国土Web)
https://maps.gsi.go.jp/



今回の情報

◆場所:聖岳を芝沢ゲートから聖平小屋にテン泊で
◆距離
 水平距離:36.26km
 沿面距離:37.57km
◆高度
 最高高度:3027m
 最低高度:697m
◆獲得標高
 上り:2661m
 下り:2632m
◆日時
 2017年8月18日~19日
 02:26:45 ~ 15:38:18
◆所要時間
 経過:37時間11分33秒
 移動:13時間41分37秒
◆平均速度
 全体:1.01km/h
 移動:2.41km/h


お気に入りの4コマ

富士山 ミヤマシオガマ 花束 きのこの山

富士山 ミヤマシオガマ 花束 きのこの山
 


感想

週末になると台風がやって来る今年の夏で、イライラしていました。
思うように計画が進まず、計画倒れが続いていました。
意を決してチャレンジすることにしましたが、今までで一番辛い山行になりました。
家でおとなしくしていれば、辛い思いは無かったと後悔しました。

そして、年が明け思い切ってアレルギー科を受診。
結果は陰性でした (^^;
兎に角、思いっきり胸をなでおろしました。

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