白谷雲水峡から縄文杉観光後高塚小屋へ
2019.05.02
屋久島縦走 1日目
【白谷雲水峡~太鼓岩~楠川分れ~ウイルソン株~縄文杉~高塚小屋】
フェリーで屋久島に入り、宮之浦岳を一泊二日の工程で縦走しました。
初日は宮之浦港からバスを使い白谷雲水峡から入り、高塚小屋でテン泊。
二日目は早起きをして宮之浦岳にアタックし、その後ヤクスギランドまで歩き、バスで宮之浦港近くのキャンプ場まで下りました。
三日目の朝フェリーで鹿児島まで戻りました。
テン泊で雨では少々辛いので、雨の日を九重・韓国・開門岳で過ごすように調整し、今回のメインイベントである宮之浦岳に照準を合わせました。
調整の甲斐有り、思いどおりの天候で最高の山行になりました。
<フェリー事務所>
こちらで屋久島までの片道切符を購入します。
3,800円で一番リーズナブルな海運会社様だと思います。
因みに、往復でも料金割引も無く、しかも帰りの便を指定しなくてはならないため、とりあえず片道にしました。
受付のお姉さんに教えていただきました。
社員教育の行届いた会社様だと感心いたしました。
<フェリー はいびすかす>
乗船前の一コマです。
実際、貨物船でした。 (^^
船内サービスは特に無く、カップラーメンとジュースの自販機のみです。
必ず飲食物は持参してください!
でも、私のような貧乏ユーザーにはとっても有難い存在です!
見た目は多少あれですが・・・
大丈夫です!
行先は、北朝鮮ではありません! (^^;
<客室>
船内の一コマです。
山小屋と同じスペックでしょうか??
小屋泊経験が無いため、分かりかねます。 (^^
こちらの船は登山客仕様で?
種子島で一夜を過ごし、朝7時屋久島に着港します。
にもかかわらず、朝の貴重な時間をバス待ちで1時間ロスります。
<白谷雲水峡>
登山口に到着です。
お世話になったバスを一枚。
<駐車場風景>
車で来る人も結構いるのですね!
島民の方ではないような気がしますが?
皆さんリッチです!
車でということは、縄文杉、あるいは宮之浦岳ピストン、ってことでしょうか?
<登山口>
いよいよ入山です。
ワクワクしてきました。
<さつき吊り橋>
ビューポイントです。
<上流方面に目をやる>
岩を削り、滑り落ちる滝。
飛ぶように流れ落ちる。
そう、飛流落としの滝(620m)です。
<くぐり杉>
楽に人間がくぐれます。
あたり一帯はコケ生す森で、もののけの森とも呼ばれます。
<シカの宿>
大きいです。
<白谷小屋>
到着です。
チョット怖そうなので、中は見ませんでした。 (^^;
ベンチで腹ごしらえして、また歩き始めます。
<七本杉>
<見上げると>
七本?くらいになっていました。
<かみなりおんじ>
雷に打たれた杉を見て、・・・とったおじんさんをイメージ?
なんだろう?
<太鼓岩登り口>
こちらから左手に登ります。
危険なところは有りませんが、とても急な登りになります!
渋滞しないように、一方通行になっています。
<太鼓岩>
きつい登りに大汗をかきました。
くつろぐ人が居ましたが、失礼して一枚。
<宮之浦岳>
良く見えました。
ラッキーです!
<パノラマ>
太鼓岩から投影。
中心が宮之浦岳、確認できますでしょうか?
<女神杉>
命名者は屋久島町永田の主婦、田中咲枝さんだそうです。
「しなやかな線が、美しい女体をイメージできます。」
っとあります。
言われてみれば確かに
長い髪が左に流れ、細い手足も・・・
<楠川分れ>
トロッコ道に出ました。
<延々と>
続きます。
<木橋>
渓流を何度も渡ります。
<なんだろう>
途中視界が開け、何やらぼっ起?するものが見えました。
<でした>
<もう一か所>
視界が開ける場所が有ります。
<みたいです>
正面がどこだか・・・
<重要>
「縄文杉日帰り登山の方へ」の案内板です。
途中、ガイドツアーのお客様からお言葉をいただきました。
「お兄さん、今から縄文杉まで行くの!」
「帰れなくなるので、止めたほうが良いよ!」っと
「帰らないので」っとお答えすると、返事が有りませんでした。
確かに13時でしたので、遅くても縄文杉から引き返す時間でした。 (^^
ご親切を、有難く頂戴いたしました。
<ここからが大変でした>
時間が時間なので、ガイドツアーの帰りの人達が連続して下山中で、
ガイドの方が「登りが一名来たので避けて!」っと言われると、重たいマイホームを担ぎながらずーっと登らないといけません!!
何度か勘弁してもらって、皆さんに下山していただきました。 (^^;
<やってきました>
<おまちどうさま>
ウイルソン株です。
大人気なので、順番待ちで並ぶことになりますが仕方ありません!
自分の番が来たら、出来るだけ枚数を多く写して下さい。
少しの角度で、ハートの形が大きく変わります!
自分は6コマ撮りその中でもこちらが一番良いハートになりました。
でも、もう少しカメラを右に振っていたら良かったなーとか・・・
<静かなひと時>
私は列の最後で、中はこんな感じでした。
昼間だと中も大渋滞になっていると思われます。
それにしても、大きくて広い切り株内です!
切り倒された後、こんなのが何百年と残っているのが不思議です!
<案内板>
周囲13.8mで、伐採時推定樹齢およそ3000年とあります。
伐採は18世紀末で屋久島では一番古い切り株とのことです。
また、切り株の中の空洞には清い泉が湧いています。
っとあります。
確かに撮影場所の足元が水で濡れていました!
<見えてきました>
宮之浦岳です。
右のピークに小さく人影を確認できます。
<トンネル>
こんな場所もありました。
<展望デッキ>
到着です。
真っ直ぐ登ると、下から観覧。
右へ登ると、右横から観覧できます。
<案内板>
<縄文杉>
展望デッキから。
屋久島で最も古い、縄文杉とのことです!
<根本の一コマ>
写真では、太さは分かりづらいです。
<デッキ>
くつろぐ皆様。
時間は15時前なので、静な感じを受けました。
日中は、観光客でごった返すことでしょう!
<縄文杉>
横のデッキから写しました。
この写真でも大きさが表現できませんでした!
比べるもの、例えば根元に観光客でも居れば・・・
残念です!
興味があって少し調べてみました。
樹齢は、ななっ、な~んと、7200年ですってー
これには正直驚かされました!
人間が72歳まで生きられるかどうか分からないのに、その100倍も生きているのですからー
もしかして、酸性雨とかで数百年後に枯れるかも知れません?
その時切り倒した切り株の年輪が7200とか有るのを見てみたいですねー!
ってか、そのころには自分が灰になっちゃってるのでしょうね。(笑)
余談はさておき、縦のパノラマは初めてでした。
<高塚小屋>
縄文杉からは近かったです。
<道しるべ>
新高塚小屋まで1.7Kmとあります。
急がないと!っと思いました。
予定では新高塚小屋でテン泊のつもりでした。
<テン場の様子>
狭いです。
10~15張りってとこでしょうか?
通過して間もなく、男性2名とすれ違います。
「高塚小屋は近いですか?」と聞かれ立ち話・・・
新高塚小屋に設営し、やることないので杉を見にきたとのことでした。
「新高塚小屋は満員御礼!やめたほうがいい」と言われ、あっさり断念!
素直に引き返し、高塚小屋の空きスペースにマイホームを構えました。
実は、不安でした!
新高塚まで行かないと、紀元杉バス停の午後に1本の14:55に間に合うかです!
裕福ではないので一人でタクシーとかの選択肢はありません。
まあ良いか、そしたら何処かでもう一泊・・・
みたいな。 (^^;
コースタイムと登山ルートなど
3Dコース
白谷雲水峡から高塚小屋
※マウスホイールで縮小、右で移動
出典:地理院地図(電子国土Web)
https://maps.gsi.go.jp/
今回の情報
◆場所:白谷雲水峡から縄文杉観光後高塚小屋へ
◆距離
水平距離:12.10km
沿面距離:12.37km
◆高度
最高高度:1358m
最低高度:633m
◆獲得標高
上り:1039m
下り:348m
◆日時
2019年5月2日
08:47:00 ~ 17:09:51
◆所要時間
経過:8時間22分51秒
移動:5時間03分57秒
◆平均速度
全体:1.48km/h
移動:2.32km/h
お気に入りの4コマ
宮之浦岳 女神杉 ウイルソン株 縄文杉
感想
今日は朝早く島に着いたのですが、バスの一時間待ちで入山が遅くなり縄文杉まで行くのはけっこう大変でした。
前泊の?ガイドツアーの人達(下り)とぶつかりますので、思うように駒を進められません!
その結果、狭いテン場にマイホームが設営できるかが怪しくなります。
天気の良い連休などは、特に注意が必要だと思います!
展望はまったく有りませんが、何でこんなに人が多いのか?
そうなんです。皆さんが縄文杉巡りの観光客!
って言うか、何を隠そう自分もその観光客の一員でした。(^^;
計画では新高塚小屋までのはずでした。
時間的にもまだまだ大丈夫のつもりでしたが、テン場が満員とのことでした。
欲張った計画に多少反省いたしました。(^^
太鼓岩と大株歩道入口からの登りは、けっこう大変です!
それでも、今日の工程で、危険な場所は有りませんでした。
私の登った2週間後に屋久島が大変な騒ぎになっていました!
「屋久島で記録的な大雨 なぜ314人は孤立したのか、一歩間違えば大惨事」
が発生いたしました。
テレビで拝見しビックリいたしました。
それでも不幸中の幸いで、犠牲者の方が出なくてホッといたしました。
運悪くその場におられた皆様にはこの場をお借りしてお見舞い申し上げます。